突然ですが、一口飲んだだけで「これだ」ってなったビール、あなたにはありますか?
私はあります。
それが、West Coast Brewing(ウエストコーストブルーイング)の「Slow motion」というHazy IPA。ビアスタンドで初めて飲んだ瞬間から、完全に虜になってしまいました。
でもそれから、飲食店でも、クラフトビール専門店でも、どこを探しても見かけない。
ネットで検索してもずっと売り切れ。「もう一生飲めないかもしれない…」と半ば諦めていたくらいです。
そんな私が、ポップアップストアで奇跡的に再会して6本まとめ買いした話も含めて、今回はWest Coast Brewingの魅力をたっぷりお伝えします。
クラフトビールに詳しくない人も、「なんか気になる」という人も、ぜひ読んでみてください。
West Coast Brewingとは?シアトル出身の建築家が静岡で始めた”本物”のビール

West Coast Brewing(以下WCB)は、静岡県静岡市の「用宗(もちむね)」という小さな港町を拠点とするクラフトビールブランドです。
創業者はシアトル出身の建築家、デレック・バストン(Derrek Buston)さん。
彼が日本に来てから感じたのは、「故郷アメリカで飲んでいたあのクラフトビールが、日本には全然ない」というシンプルな欲求でした。
そこから生まれたのが、WCBのブランドの根幹にある「Made in America」という哲学。
“日本人の口に合わせてアレンジする”のではなく、本場の味をそのまま日本に持ち込む。その妥協のなさが、今やコアなビールファンの心をがっちりつかんでいます。
クラフトビールって最近増えてきたけど、「どれも似たような感じかな…」と思っていた私が、WCBに出会ったときに感じたのはまさにこれ。
「あ、これは違う」という、明確な個性でした。もし本物のクラフトビールを試したことがないなら、WCBはそのスタートに最高の一本だと思います。
私が一生忘れられない一杯|「Slow motion」というHazy IPA
「一番好きなビールは?」と聞かれたら、迷わず答えます。Slow motionです。
初めて飲んだのは、ビアスタンドで仕事終わりに立ち寄ったとき。
Hazy IPAと書いてあったから頼んでみたのですが、一口飲んで思ったのは「え、ビールってこんなに甘くてフルーティになれるの…?」ということ。
Hazy IPAとは、その名の通りやや濁りのあるインディア・ペールエールのスタイル。
ホップの苦みよりも、トロピカルフルーツのような香りと甘みが際立つのが特徴です。
Slow motionはまさにそのスタイルの良さが全開で、パイナップルやマンゴーのような爽やかさと、柔らかい甘み。「これ本当にビール?」って思うくらい飲みやすい。そしてCBDも入っている影響か、心地の良い飲み心地。
気づいたら一杯目が空になっていました。
ビールが苦手な人、苦いのが苦手な人に特に飲んでほしい。女性がはまる人が多いのも納得の、優しくて深みのある一杯です。
その後、あちこちで探し続けたものの全然見かけず、ネットでも売り切れ続き。
「もう飲めないのかな」と諦め半分だったところに、WCBのポップアップストアが開催されていることをSNSで発見。急いで向かったら、奇跡的にSlow motionが販売されていて、即6本まとめ買いしました(笑)
次いつ出会えるかわからないから。これが正解だったと、自分を褒めたいくらいです。
もし見かけたら、迷わず買ってみてください。後悔しないと断言できます!
なぜWCBのビールは美味しいのか?原材料と製造へのこだわり

WCBのビールを飲んで「なんかレベルが違う」と感じるのは、気のせいではありません。原材料と製造工程への、尋常じゃないこだわりがあるからです。
特にIPAスタイルにおいて命ともいえるのが、ホップ。
代表のデレックさんは毎年アメリカのホップファームへ自ら出向き、目利きをしてホップを買い付けています。2024年の秋にも産地を訪れ、翌年以降の品質を確保したというから、その本気度が伝わりますよね。
ホップは酸化しやすく、温度変化にとても敏感な農産物。WCBではアメリカ・ニュージーランド・オーストラリアから厳選した高品質なホップを冷蔵状態で仕入れ、鮮度を守って使っています。
ホップの”量”だけじゃなく”鮮度”にこだわることが、あのフルーティで爽やかな香りの秘密なんです。
また、醸造所が用宗に建てられた理由のひとつが水質。
地下60メートルから汲み上げた純度の高い井戸水を使用しており、ビールの成分の90%以上を占める水にまで妥協していません。
建築家でもあるデレックさんが自ら設計に関わった醸造施設は、タップルームから醸造設備を直接見渡せる造りになっていて、その透明性もブランドへの信頼感につながっています。
「こんなにこだわって作られているんだ」と知ってから飲むと、一杯の重みが変わります。ぜひ飲みながら、その背景も味わってみてください。
ラベルがかわいすぎる問題——「Hop Dude」と壮大な世界観

WCBのビールを初めて手に取った人が、味の前にまず驚くのがラベルのビジュアルではないでしょうか。
WCBの各銘柄は、「Hop Dude」一族とその宿敵「Dark Side(ダークサイド)」との対立と冒険を描いた、壮大なストーリーの世界観でつながっています。
国内外のイラストレーターが手がけるアートワークは、毎回クオリティが高くて、缶を並べてコレクションしたくなるほど。
新作が出るたびに「今回はどんなキャラクターが登場するんだろう」とわくわくするし、それが新しい銘柄を試してみたくなる理由にもなっています。
WCBが「No Flagships(特定の定番を持たない)」という姿勢でほぼ毎週新作をリリースし続けているのも、この世界観があってこそ。
「次はどんな話が展開されるんだろう」という楽しみが、リピーターを生んでいます。飾っておきたくなる缶を、ぜひ一度手に取ってみてほしいです。
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聖地・用宗へ行こう|ビアホテル「The Villa」について(予習編)

WCBを語るうえで絶対に外せないのが、醸造所の向かいにあるビアホテル「The Villa & Barrel Lounge」。
2022年にオープンした、文字通り「ブルワリーに泊まる」という夢のような宿泊施設です。
全5室の客室すべてにビアタップ(ケゲレーター)が設置されていて、宿泊者専用の限定ビールを最大10リットルまで飲み放題。
しかもそのビールはストックがなくなり次第、新しい銘柄に切り替わるから、訪問するたびに違う味に出会えます。
部屋の冷蔵庫にはWCBの缶ビールも豊富に用意されていて、客室内で飲み比べもできるという至れり尽くせりぶり。
飲みきれなかったビールはグラウラーや炭酸対応ボトルに詰めて持ち帰りもOK。自宅でもホテルの余韻を楽しめるのが、なんとも嬉しいサービスです。
ホテル1階のタップルームは宿泊者以外も利用可能で、常時10種前後の新鮮なビールを提供。
朝は名物のチキン&ワッフルでブランチして、夜は静岡食材を使った旬メニューと一緒にビールを楽しむ、というのが理想の過ごし方。
「WCB聖地巡礼」のモデルコースはこんな感じでしょうか。
朝早めに出発
→ 用宗到着・向かいの「用宗みなと温泉」でデトックス
→ タップルームで最初の一杯
→ チェックイン後に客室タップを堪能
→ 漁港周辺を散歩
→ 夜はアメリカンなディナー
→ 翌朝はチキン&ワッフル朝食
→ 静岡駅前の直営店を巡って帰宅。
これ、絶対楽しいと思います。次の連休、行ってみませんか?
東京でもWCBを楽しめる!都内の拠点をチェック

「用宗まで行くのはちょっと遠いな…」という方にも、朗報があります。
WCBは東京都内にも拠点を構えています。
まず、新丸ビルの地下にある「Hopbeat Records(丸の内)」。
レコードショップを模した店内で、代表デレックさんこだわりのアナログ音源を聴きながらビールが楽しめます。仕事終わりにふらっと寄れる場所として、個人的にとても好きな空間です。
もうひとつが、虎ノ門アルセアタワー内の「WCB The Room(虎ノ門)」。
洗練されたビアレストランで、20タップのドラフトビールとTex-Mexベースの料理を提供しています。都心のビジネスエリアにあるので、ちょっと特別な日の食事にも使えそう。
また私が体験したように、不定期でポップアップストアが開催されることもあります。
公式SNSをフォローしておくと情報をキャッチできるので、WCBのインスタはぜひチェックしておくことをおすすめします。
次のポップアップ情報、見逃したくないですよね。
まとめ

今回は、私が本当に大好きなクラフトビールブランド「West Coast Brewing」について、熱量多めにお伝えしました。
- シアトル出身の建築家デレックさんが「本場の味を妥協なく届けたい」という思いで静岡・用宗に創業
- ホップの直接買い付け・地下水へのこだわりなど、品質への本気度が半端ない
- 「Hop Dude」の世界観とアートワークが、ビールをコレクター体験に変える
- ビアホテル「The Villa」は、クラフトビール好きなら一生に一度は泊まりたい聖地
- 東京・丸の内や虎ノ門にも拠点あり、都内でも出会える
- 「Slow motion」は、ビールが苦手な人でもはまる可能性大のHazy IPA
ビールって、ただ「飲む」だけじゃなくて、ブランドのストーリーを知ると何倍も美味しくなるんだなと、WCBと出会ってから実感しています。
週末のご褒美に、ちょっとリッチな気分になりたいときに、あるいは大切な人と「美味しいものを飲みたいね」ってなったときに。ぜひWCBのビール、試してみてください。
特にSlow motionを見かけたら、即確保することをおすすめします(私にもぜひ教えてください)。
WCBの公式オンラインショップや、直営店・取扱店でチェックしてみてくださいね。
あなたの「一口で虜になる一杯」が、きっと見つかります。
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