京都一人旅なら、このエリアがいい。新緑の洛北・叡山電鉄沿いおすすめ3選

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京都といえば、桜や紅葉のイメージが強いですよね。

私もずっとそう思っていました。でも一度、新緑の季節に訪れてから、考えが変わりました。

青々としたもみじの鮮やかさ、苔の深い緑、白砂に映える光。
紅葉とはまた違う、凛とした美しさがそこにありました。

今回ご紹介するのは、叡山電鉄沿いの洛北エリア

京都の中心部から少し足を伸ばすだけで、観光客でごった返す喧噪から離れた、静かで落ち着いた世界が広がっています。

一人でも、のびのびと過ごせるおすすめの場所です。

この記事では、私が実際に訪れてすっかり好きになった3か所を、アクセス方法もあわせてご紹介します。

  • 詩仙堂(一乗寺):白砂と緑が映える、隠れ家のような山荘跡
  • 圓光寺(一乗寺):赤い絨毯と青もみじのコントラストが息をのむお寺
  • 貴船神社(貴船):山に包まれた、荘厳な水の聖地

京都の新緑シーズンって、いつ?

京都の新緑シーズンは、おおむね4月下旬〜6月上旬ごろ。

桜が散りきった後から、夏の深緑になる前の、ほんの短い期間だけ楽しめる季節です。

「青もみじ」と呼ばれる、まだ赤く色づく前の若いもみじの葉は、陽を透かすと光を含んで輝くような緑色に見えます。

縁側に腰を下ろして、その緑をぼんやり眺める時間。

忙しい日常から少し距離を置いて、ただ目の前の景色に集中できる時間が、私はたまらなく好きです。

桜や紅葉の混雑が苦手な方にも、この季節はとくにおすすめ。
比較的ゆったり拝観できるのも、新緑シーズンの魅力のひとつです。

洛北エリアってどんなところ?叡山電鉄の使い方

上の赤丸が貴船・鞍馬エリア、下の赤丸が一乗寺エリア

「洛北」とは、京都市の北東エリアのこと。

一乗寺・修学院・貴船・鞍馬といったエリアが含まれます。

観光地として有名な祇園や清水寺からは少し離れていますが、その分、のんびりとした空気が漂う静かなエリアです。

このエリアへのアクセスに使うのが、叡山電鉄(通称・叡電)

出町柳駅(京阪電車の終点)が起点で、そこから北へ向かって走るローカルな電車です。小さな電車ですが、乗るだけでちょっと非日常な気分になれます。

京都駅からは、JRで東福寺駅まで行き、京阪電車に乗り換えて出町柳駅へ。

そこから叡電に乗り換えれば、一乗寺エリアへは約15分ほどで到着します。

乗り換えは少し多めですが、車窓から少しずつ街の景色が山の景色に変わっていく移動自体が、旅の一部として楽しめます。

①詩仙堂(一乗寺)|静けさの中に、白砂と緑の庭園

詩仙堂は、江戸時代初期に武士を辞した文人・石川丈山が、晩年の30年間を過ごした山荘跡に建てられたお寺です。

竹林に挟まれた石畳の参道を抜けていくと、少しずつ日常から切り離されていく感覚があります。

建物の中に入ってまず目を引くのが、広々とした縁側から一面に広がる庭園の眺め。

白砂の上にサツキが丸く刈り込まれ、その奥に深い緑が続いています。

縁側に腰を下ろして、ただそこに座っているだけでいい、そんな場所です。

白い砂に青もみじの影が落ちる様子を、たくさん写真に収めたくなります。

有名な「ししおどし」の音も、詩仙堂発祥とされています。カポン、という澄んだ音が静寂の中に響いて、時間の流れがゆっくりになる感じ。

旅先でこういう時間を持てると、日々の疲れがふっと抜ける気がします。

アクセス

叡山電鉄「一乗寺駅」下車、徒歩約15分。または市バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩約7分。
京都駅からバス(5系統)で約45〜50分。

開門時間:9時~17時(受付終了16時45分)
拝観料 :大人700円 高校生500円 小中学生300円
※5月23日のみ拝観休止

※2026年3月時点の情報です。最新情報は公式ホームページをご確認ください。

詩仙堂ホームページ:https://kyoto-shisendo.net

ぜひ詩仙堂で静かな時間を過ごしてみてください。

縁側に腰かけて庭を眺めるだけで、とってもリラックスできるはずです。

②圓光寺(一乗寺)|赤い絨毯と青もみじ、ずっと見ていられる景色

詩仙堂から北へ歩いて数分のところに、圓光寺があります。

もともとは1601年に徳川家康が教育のために建てた学問所が起源のお寺。

境内には青もみじ、苔、灯籠が点在していて、全体的にしっとりとした趣のある雰囲気です。

圓光寺の最大の見どころは、縁側に敷かれた赤い絨毯越しに眺める「十牛之庭(じゅうぎゅうのにわ)」

深みのある赤と、窓の外に広がる青もみじと苔の緑のコントラストが、本当に美しいです。

ここに座って景色を眺めていると、なんとなくため込んでいた余分なものが落ちていく感じがします。

もうひとつ、ぜひ探してほしいのが境内に佇むわらべ地蔵

二体並んでにっこりと微笑んでいる姿が、思わず立ち止まりたくなるかわいさです。

緑の苔の中にそっと置かれた姿に、思わず顔がほころびます。

アクセス

叡山電鉄「一乗寺駅」下車、徒歩約15分。または市バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩約7分。
京都駅からバス(5系統)で約45分。

拝観時間:9時〜17時
拝観料 :大人800円

※2026年3月時点の情報です。最新情報は公式ホームページをご確認ください。

圓光寺公式ホームページ:https://www.enkouji.jp

詩仙堂と圓光寺は徒歩数分の距離なので、両方セットで巡るのがおすすめです。
圓光寺まで来たら、ぜひわらべ地蔵を探してみてください。

一乗寺はラーメン激戦区。お昼ごはんにも困らない

イメージ

ちょっと余談ですが、一乗寺エリアは「京都ラーメン激戦区」としても知られています。

有名店が並ぶエリアで、お昼どきに行列ができているお店も少なくありません。

詩仙堂・圓光寺を午前中に巡って、お昼は駅周辺のラーメン店でご飯を食べるという流れが個人的にとてもおすすめです!

お寺でしっかり心を整えたあとに、地元に根付いたラーメンを一杯。

旅先でのひとり時間の使い方として、なかなか贅沢だと思います。

お昼を一乗寺で食べたら、午後は叡電に乗って貴船方面へ向かいましょう。

③貴船神社(貴船)|山と川に囲まれた、荘厳な水の聖地

全国に約2,000社ある水の神様の総本宮として知られる貴船神社。

創建は古く、白鳳時代(600年代)の記録が残るほど歴史ある神社です。

京都市内の北に位置する山間のため、街中よりも気温が数度低く、夏でも涼しいのが特徴です。

貴船口駅から神社へ向かう道中、貴船川のせせらぎを聞きながら、緑に包まれた山道を歩いていく時間がとても好きです。

駅を降りた瞬間から空気が変わる感じがして、ここに来るたびに「ああ、来てよかった」と思います。

バス停から少し歩いて、視界が開けたとき、この真っ赤な鳥居が幾重にも並ぶ光景が目に飛び込んできます。

写真や動画では何度も見ていたはずなのに、実際に目にするとその荘厳さに足が止まりました。

ぜひ試してほしいのが水みくじ

境内の手水(てみず)に紙を浮かべると、文字が浮かんでおみくじの結果が現れる仕掛けです。

貴船神社ならではの体験で、出た結果よりも、浮かび上がってくるその瞬間がなんとも不思議で面白いです。

夏には川床料理を楽しめる料理屋さんもいくつかあって、川の上に設えられた床でいただくお食事はいつか体験してみたいと思っています。

アクセス

叡山電鉄「貴船口駅」下車後、京都バス33系統に乗り換えて約5分「貴船」バス停下車、徒歩約5分。
京都駅からは、JR奈良線で東福寺駅→京阪電車で出町柳駅→叡山電鉄で貴船口駅まで約40〜50分。
そこからバスに乗り換えて約5分。
合計所要時間は約1時間〜1時間15分程。

貴船神社公式ホームページ:https://kifunejinja.jp

貴船神社では、まず鳥居の前で一度立ち止まって、目に焼き付けることをおすすめします。

写真は後にして、最初の一瞬は、ぜひ自分の目だけで受け取ってほしい景色です。

まとめ:洛北エリアは、ひとりで行くのにちょうどいい

今回ご紹介した3か所に共通しているのは、静かで、ゆっくり過ごせること。

人混みが少なく、縁側や庭園でただ緑を眺めているだけでいい時間が流れています。

「京都って混んでるから…」と二の足を踏んでいた人にこそ、洛北エリアを試してみてほしいです。

桜や紅葉の季節ではないからこそ、ゆったりした空気の中で、自分のペースで楽しめます。

  • 詩仙堂:白砂の庭園と縁側でのひとり時間。ししおどしの音に耳を傾けてみて。
  • 圓光寺:赤い絨毯と青もみじのコントラストと、かわいいわらべ地蔵を探してみて。
  • 貴船神社:山の空気と水みくじを楽しんで、鳥居の荘厳さを目に焼き付けて。

週末に少しだけ遠くへ行きたい気分のとき、ふらっと一人で京都へ。

ぜひ、洛北まで足を伸ばしてみてください。

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