「なんか最近、同じような毎日を過ごしている気がする」
――そう感じたことはありませんか?
仕事はこなせている、大きな不満もない。でも、何かが足りない。
そんなモヤモヤを抱えていた頃、私が手に取った本が『フランス人は10着しか服を持たない』でした。
「どうすれば毎日をもっと豊かに、自分らしく生きられるか」という問いへの答えがぎっしり詰まっている本です。
特にアラサー女性がまさに読むべき一冊だと思っているので、私の感想も交えながらじっくりご紹介します。
- 「フランス人は10着しか服を持たない」ってどんな本?
- 食事・ワードローブ・シックな暮らし、3つのテーマで内容を紹介
- アラサー女性に読んでほしい理由と、私の正直な感想
この本はどんな本?著者とマダム・シックの話

著者はジェニファー・L・スコットさん。
アメリカ人の彼女が大学3年生のとき、フランスへ留学します。ホームステイ先で出会ったのが、「マダム・シック」と呼ばれるホストマザー。
そのエレガントで充実した暮らしぶりに衝撃を受けた著者が、日常のなかで気づいたフランス流の美しい生き方の秘訣をまとめたのがこの本です。
「フランス人」という言葉でくくられていますが、本質は国籍の話ではありません。
自分の暮らしを丁寧に、誇りを持って生きること。
それが全ページを通じて流れているテーマです。
本の構成は大きく3つ、
①食事とエクササイズ
②ワードローブと身だしなみ
③シックに暮らす に分かれています。
それぞれ、私が感じたことも交えながらお伝えしていこうと思います。
①食事とエクササイズ|「食べること」を人生の喜びに変える考え方

間食をやめて、夕食を「楽しみ」にする
マダム・シックの家では間食をしません。
食事の時間を大切にしていて、お腹をしっかり空かせることで、夕食をもっと楽しむためです。
「今日の夕食は何にしようかな」と毎日ちょっとワクワクできる。
それだけで平日のルーティンに小さな彩りが生まれそうで、この感覚を私も意識したいと思わされました。
食事の時間を、暮らしの中心に置く
マダム・シックの家では、食事はとても大切な時間として扱われていました。
キッチンで立ちながらボウルを抱えてかき込む、なんてことはもってのほか。
一食一食、テーブルに座って、丁寧に味わうことが当たり前なのです。
本の中では、盛り付けにひと手間かけることも提案されています。
来客用でもなく、特別な料理でもない、いつもの平日の夕飯。
それでも白いお皿に少し丁寧に盛りつけるだけで、気分も上がるしちょっと特別なご飯に感じる。
そういう些細な積み重ねが、毎日の満足度を変えていくのだと思いました。
ジムに行くより、日常的に体を動かす
フランス人はジムにはあまり行かないそうです。
その代わり、掃除・歩くこと・階段を使うことなどで、日常のなかで自然に体を動かしている。
特別な時間を確保しなくても、意識一つで体の使い方は変わる。
そう気づかされると、「運動する時間がない」という言い訳をしててはいけないなと思わされます。
「痩せたい」より「今の自分を認める」
エクササイズの章で私が一番心に残ったのは、「自分の身体つきに満足する」という考え方です。
痩せたい、ここが嫌い、と自分にダメ出しするより、今の自分らしさを認めて大切にすること。
ルッキズムが話題になる今の時代だからこそ、人と比べない自分軸を持つことの大切さをあらためて感じました。
まずは今日の夕食を、スマホを置いて、お気に入りのお皿に盛りつけて、ちゃんと座って食べる。
それだけで、いつもの夕飯が少し特別になると思いませんか?
②ワードローブと身だしなみ|少ない服で、もっと自分らしくなれる

「本当に気に入っている服」だけを残す
タイトルにもなっているとおり、マダム・シックは本当に10着程度しか服を持っていなかったといいます。
だから同じ服を繰り返し着ている。
それが当たり前の日常として、なんの違和感もなく成立しているんです。
この話を受けて著者がやったことは、自分のワードローブの見直し。
「この服は本当に気に入っているか?」
「しばらく着ていないものはないか?」
「今の自分らしい服といえるか?」
――こうした問いで洋服を見直したところ、なんと70%近くを手放したといいます。
私も衣替えのたびに、今シーズン一度も袖を通さなかった服や、毛玉がついてくたびれてきた服は思い切って手放すようにしています。
そうすると、クローゼットを開けるたびに気分が上がるようになります。
「着る服がない」と悩まなくなるし、自分の好みもはっきり見えてきて、次に買うものも迷わなくなってくる。
これは本当に実感しています。
所作と自信から生まれる「女らしさ」
「女らしさを忘れない」というポイントも印象的でした。
著者がここで言う女らしさは、フリルやドレスで可愛くするということではありません。
姿勢が良く、身のこなしが優雅で、自分に自信があること。
「自分のことを美しいと思える部分がある女性は、とても女らしく見える」という言葉が、じわじわと胸に刺さりました。
ゴテゴテしていない、さらっとした凛とした女性らしさ。そういう人になりたいな、と思います。
③シックに暮らす|毎日の「質」を上げることが、人生の満足度を変える

一番良い持ち物を、今日から使う
まず「一番良い持ち物を普段使いにする」という考え方。
棚の奥にしまってある来客用の食器を、今日の朝ごはんに使ってみる。
お気に入りの作家のマグカップで、朝の白湯を飲む。
そういう小さな選択が、「今日も丁寧に生きている」という感覚につながっていく。
特別な日のためにとっておくのではなく、毎日を特別な日にしていくという考え方です。
すべてを話さない、ミステリアスな余白を持つ
「ミステリアスな雰囲気をまとう」というのも興味深かったです。
自分のことをべらべらと話しすぎるより、少し謎めいている方が魅力的に映る、ということ。
沈黙が苦手な人も多いと思いますが、「間を愉しむ」くらいの気持ちで構えてみると、会話がかえって深みを増すこともある。
無理に別人になろうというわけではなくて、少しだけ余白を残すイメージです。
教養は、最もコスパの良い自己投資
「教養を身につける」というテーマは、私がもっとも共感した部分です。
フランスでは知性は魅力のひとつとして高く評価されるといいます。
教養を身につけるための具体的なアクションとしては、本を持ち歩く、新聞を読む、美術館に行く、旅行する、新しいことを学ぶなどが挙げられていました。
私自身、美術館へ行くことや読書、旅先での異文化との触れ合いを大切にしています。
本を読み始めると芋づる式に読書欲が増してくるし、美術館で作品の背景まで知って鑑賞するのは、前知識のない鑑賞とは全然違う充実感があります。
旅行では、できるだけ現地の人と会話するようにしていて(英語は少ししか話せないのでパッションで乗り切っています。笑)、その土地の文化に少し溶け込む体験が視野を広げてくれると実感しています。
「最近読んで面白かった本は?」と聞かれてすらっと答えられる女性になりたいと思っています。
ぜひ本を手に取って、今日からできることを一つだけ選んでみてください。
お気に入りのカップを棚から出して使う、図書館で気になっていた本を借りる、行きたかった美術館のチケットを調べる。
その小さな一歩が、暮らしの質を上げる入口になります。
Kindle電子書籍なら今すぐ読めるのでおすすめです。

私の総合感想|何度でも読み返したいバイブル

この本に書いてあることはどれも素敵なことですが、「全部完璧にやろう」とは思わなくていいと思います。
フランス人のライフスタイルと自分の生活は違うし、文化の違いもある。
完コピが目的ではなくて、自分の生活に「取り入れたいと思えるヒント」をもらうことが、この本との付き合い方だと思っています。
忙しい毎日を送っていると、大事なことをつい忘れてしまうと思います。
食事を味わうこと、自分のことを認めること、暮らしの質にこだわること。
そういう、頭ではわかっているのにいつの間にか手放してしまっていることを、この本は静かに思い出させてくれます。
だから私は定期的に読み返しています。
気になった章を一つだけ選んで、今日から一つだけ試してみる。
それだけで、自分への信頼感が少しずつ育っていく感覚があります。
昨日より少しだけ丁寧に生きてみること。それがこの本のエッセンスだと、私は思っています。
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まとめ|「フランス人は10着しか服を持たない」はアラサー女性の日常をアップデートしてくれる一冊

あらためて、この本がアラサー女性におすすめな理由を整理しておきます。
- 食事を「義務」ではなく「楽しみ」として捉え直すヒントがある
- 服を減らすことで、自分らしさが逆に鮮明になる体験ができる
- 教養・知性・自信という、お金では一瞬では買えないものへの投資を促してくれる
- 読むたびに「もう少し丁寧に生きよう」と思わせてくれる
「このままでいいのかな」と感じているなら、まずこの一冊を手に取ってみてください。
華やかなライフスタイル本ではないですが、読み終えた後にじわじわと「自分の毎日を変えてみようかな」という気持ちが芽生えてくるはずです。
気になった方はぜひチェックしてみてください。

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