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ブックオフの棚を眺めていたときに、ふと目に留まったのが『書く習慣』でした。何かいい本はないかなと探していたときのことです。
わたしはこうしてブログを書いているので、「書く」というスキルを磨きたいと思っていました。だから目に留まったのかもしれません。
読んでみると、書くことへの肩の力を抜かせてくれる本でした。
『書く習慣』はどんな本?|全6章で「書く」が育っていく本

著者のいしかわゆきさんが、noteでの連載をもとに書籍化した本です。出版はクロスメディア・パブリッシング、2021年8月刊行。
全6章の構成で、「言葉と仲良くなれば書けるようになる」から始まり、「習慣になれば書くのが楽しくなる」と進んでいきます。
そこから「ネタを見つけられると止まらなくなる」「ちゃんと伝わると嬉しくなる」「読まれるともっと好きになる」と続きます。
最後の章は「『書く』ことが与えてくれるもの」。
書けない→書ける→楽しい→止まらない→嬉しい→好き、と、気持ちの変化を段階的に追える構成になっています。
章を追うごとに、書くことへのハードルがすこしずつ下がっていくのを感じました。
心に残ったこと3つ

たくさんの気づきがある本でしたが、なかでも特に心に残った3つを紹介します。
自分語りのために書いていい
1章では、文章を書けない理由に「自分語りになってしまいそうでイヤだ」というものがあるけれど、それは杞憂だと書かれています。
人間はもともと自分のことを語りたい生き物だから、自分語りをするために書いていい、という考え方に肩の力が抜けました。
誰にも見せない前提で本音を書く練習をしてみる、論理や文法を気にせず自由に書いていい、完璧主義を手放していい。そんな言葉に、なんだかほっとしました。
自分の文章に意味があるかどうかを決めるのは、読んだ人のほう。書く前から「意味がないかも」と躊躇しなくていいんだと気づけたのも、わたしにとっては大きな学びでした。
本の中には、忘れっぽいから書き残しておく、という話も出てきます。
わたしも本を読むときは、書き留めておきたいと思ったことをすぐメモするようにしています。これからも続けていきたい習慣です。
日常の解像度は「なぜ?」で上がる
2章のテーマは、日常の「解像度」の上げ方。そのコツは、「なぜ?」と自分に問いかけることでした。
なぜ気分が落ち込んだのか、なぜ寝るのが遅くなったのか。そうやって深掘りしていくと、ただの日常が誰かに読んでもらえる文章に変わっていく、というんです。
同じ章には、日々の出来事を無理やりにでも学びに結びつけてみる、というコツも紹介されています。
3章によると、好きなものについて書いた文章は熱量が高く、読む人にちゃんと伝わるそうです。
ブログを書いているわたしにとって、この「なぜ?」の視点は、日々の出来事の見え方を変えてくれそうな考え方でした。
読まれる文章には、実体験と自分らしさがある
たくさんの人に届けたいと思うほど、かえって誰にも刺さらない文章になってしまう。4章のこの指摘には、ハッとしました。
では誰に向けて書けばいいのかというと、過去の自分や身近な誰か。そのほうが、読む人の共感を呼ぶのだそうです。
5章には書き方のポイントもいくつか紹介されていて、なかでも「出来事を書く」「そこからの学びや変化を書く」の2つが印象に残りました。
同じ章では、実体験が入った文章ほど読まれる、という話もありました。自分の経験を書くことが、読む人にとっての入口になるようです。
もうひとつ印象的だったのは「自分に釘を刺す」という言葉です。
周りに迎合せず素直な意見を書くにしても、他人を刺すのではなく、自分の言葉に責任を持つ姿勢が大事だと知りました。
読んだあとの小さな変化

この本を読んでから、難しいことは考えず、まずは自分の考えや気持ち、学びを発信していきたいと思うようになりました。
最近は読書をたくさんしていて、感想も手元にためているので、その気づきをSNSで発信してみようかなと思っています。
人柄やその人の考え方が伝わると、読む人にファンがついていくんだろうな、ということもよくわかりました。発信するときは、自分らしさを大事にしていきたいです。
発信のもとになる読書そのものを続けるコツは、以前こちらにまとめました。
こんな人におすすめ

ブログでも日記でもSNSでも、書くことに少しでも興味を持っている人には、ぜひ読んでほしい一冊です。
書く勇気をもらえる、そっと背中を押してくれる本だと思います。
むすび|まだ見ぬ仲間に出会うために

6章には「まだ見ぬ仲間」という言葉が出てきます。「書く」ことは、その人たちとめぐり合わせてくれる力を秘めている、というんです。
完璧な文章でなくても、自分の言葉を残していくことに、ちゃんと意味があるんだと思わせてくれる一冊でした。
難しく考えず、まずは自分のための一行から始めてみませんか。


